空調機用付属品、銘板袋詰め
小物・標外部品ピッキングAccessories for air conditioners, packaged in nameplate
bags

業務用エアコンの組立ラインでは、断熱材や取扱説明書などの付属部品を1台ごとに袋詰めしています。
この作業では、各部品が正確に袋詰めされることで、エアコンの組み立てや納品後の使用時に問題が発生しないようにしています。
また、標外部品をピッキングし箱詰めをする作業では、二人体制でしていましたがAIカメラを導入したことにより作業者がひとりでも全数チェックが可能になり、入れ忘れなどのミスを防いでいます。
障害種別

肢体不自由

聴覚障害

精神障害

知的障害

デジタルピッキングシステムの導入
以前はチェックリストを用いて部品のピッキングを行っていましたが、種類間違いが多いという課題がありました。 この問題を解決するため、当社とダイキン工業が共同でデジタルピッキングシステムを考案しました。 このシステムでは、ランプが点灯した部品を取り、ランプを消灯させる操作を繰り返すことで、正確な部品セットを簡単に作成できます。 この仕組みにより、部品の配置を覚える必要がなく、誰でも効率的にピッキング作業が行えるようになりました。 また、このシステムはダイキン工業の完全順位生産に対応しています。

QRコードを活用した部品確認の精度向上
銘板などの付属品の準備では、以前は指図書を用いて部品の種類と数を目視で確認していましたが、頻繁に間違いが発生していました。 この問題を改善するために、QRコードを用いた確認システムを導入しました。 作業者は端末にQRコードをかざすだけで正確な確認が可能となり、エラー音やバーコードリーダーにはバイブレーション機能と赤い点滅で間違いを即座に知らせる仕組みが追加されています。 この改良により、聴覚障害のある作業者でもミスを防ぐことが可能になりました。
ダイキン工業の完全順位生産への対応Daikin Industries' response to complete sequential production
ダイキン工業では、1台ごとに異なる機種を順次生産する完全順位生産を採用しています。
このシステムに合わせて、専用トレイへ部品を正確に入れ替える作業を行っています。
デジタルピッキングシステムと連携することで、製品の生産順序に応じた部品準備がスムーズに行えるようになりました。