空調機用電気電子部品組立Electrical and electronic parts assembly for air conditioners
この部門では、業務用エアコンのスイッチボックスや風向きを調整するダンパーASSYといった重要な部品を組み立てています。
組み立て作業では、プリント基板端子台やビス、ラベルなどを使用し、電動ドライバーやハンダを駆使して進められます。
障害種別

肢体不自由

聴覚障害

精神障害

知的障害

スイッチボックスとダンパーASSYの組み立て
業務用エアコンに使用されるスイッチボックスやダンパーASSYは、機器の操作性や性能に直結する重要な部品です。 これらの組み立て作業では、電動ドライバーやハンダといった工具を使用し、精密な工程が必要とされます。 特にダンパーアッシーのように風向きを調整する部品は、複数のパーツが組み合わさる構造で、わずかなズレが製品全体の機能に影響を及ぼす可能性があります。 そのため、組み立てには経験や技能だけでなく、正確さを追求する作業環境が求められています。

ゼロ確認によるミス防止
品質管理の一環として導入された「ゼロ確認」は、全ての部品が適切に組み立てられているかをチェックする仕組みです。 具体的には、1回に組み立てる20台分のビスやラベルを一つのセットとして準備します。 組み立て後に部品が余らないかを確認することで、組み忘れを防止するシンプルかつ効果的な手法です。 この方法では、部品が余った場合はすべての製品を再チェックするという厳しい姿勢を維持していますが、これにより品質を確保し、顧客からの信頼を得る結果に繋がっています。
治具を活用した効率化Improving efficiency using jigs
治具を活用することで、作業者がスムーズに部品の準備を行える環境が整っています。
例えば、20個のビスをセットする際には、「穴にビスを入れる」という具体的な指示を基に、ビスを治具に配置するだけで作業が完了します。
これにより、煩雑な数え作業を省略し、誰でも容易に準備ができる仕組みが構築されています。
さらに、部品が残っている場合には即座にミスを発見できるため、作業者が安心して組み立てに集中できるようになります。
この治具の導入は、品質と効率の向上の両立を実現した一例といえます。