障害種別肢体不自由、聴覚、精神、知的

業務用エアコン組立ラインで使う断熱材等の付属部品や取扱説明書などを1台ごとに袋詰めしています。

空調器用付属品のピッキングは、以前はチェックリストで部品を取って入れていましたが、種類間違いが多かったため、当社とダイキン工業でデジタルピッキングシステムを考案しました。これはランプの点灯した部品を取り袋に入れ、取った後にそのランプを押し消した後、次に点灯した部品を取り袋に入れる・・・これを繰り返し1周取っていけば必要な付属品セットが出来上がる仕組みです。これはダイキン工業の生産する完全順位に合うようにピッキングするようになっています。この仕組みの良いところはランプが点灯する順にピッキングすれば良いので、部品の場所を覚えていなくても、誰でも簡単にピッキング作業ができることです。

銘版などの付属品は10台分の部品を準備するところから、以前は指図書の紙をベースに部品の種類と数が正しいか目で確認していましたが、数量や品目の間違いが発生していました。この作業システムを導入して、QRコードを付与して人の目で確認しなくても、作業者はかざすだけ端末で確認できるように改善しました。
間違いがあればエラー音が鳴り、画面上で色が反転し、赤で点滅するため聴覚障害でもすぐにわかるようになっています。またエラーが出た時点でそれ以上作業が進まないようになっています。
さらにダイキン工業では完全順位生産といって、1台ごとに違う機種を順次生産していますので、システムを組んでダイキン工業の生産する順に専用トレイへ入れ替えることもしています。